新しい電気シェーバーを買った。フィリップスの RQ1257 ってやつ。この製品、フィリップスのホームページを正面から見るとリストにないが、RQ1258 というモデルの色違いの 限定販売モデル製品 ということらしい。
※この 限定販売モデル製品 はヨドバシカメラとかビックカメラなどの家電量販店で販売している。
ってことで、ヨドバシカメラでサクッと購入。 RQ1257 (RQ1258) は、センソタッチ 3D というフィリップス電気シェーバーのフラッグシップブランドの中ではいちばん下位にあたるモデルになる。クリーニングシステムは付いてなが、その分フラッグシップモデルである RQ1295CC/RQ1275ACC より安い。
※RQ1257/RQ1258 にも CC 型番のクリーニングシステム付きはある。
ってことで、なぜ RQ1257(クリーニングシステムなし)を買ったのか?
クリーニングシステムには馴染めなかった
RQ1257 に使っていたのはブラウンの シリーズ7 760CC というモデル。枝番は... おそらく -3、760CC-3 というモデルだと思う。3~4年くらい前に購入。CC というだけあって、クリーニングシステム搭載。最初のうちはありがたく使っていた。が、そのうち自分のライフサイクルとクリーニングシステムが合わなくなっていった。
基本、髭剃りは朝起きてリビングでテレビを見ながらしたい。が、クリーニングシステム洗面所にある。なんとなくこの洗面所への行き来が面倒... かといって洗面所で髭を剃るのは冬は寒いし夏は暑い。洗浄液入りのクリーニングシステムをリビングに置くのも抵抗がある...
そんな感じでシェーバー本体は基本リビングの収納に入れておき、クリーニングシステムは充電が切れたとき、月に1~2回充電を兼ねてしか使わなくなっていた。このくらいしか洗浄液を使わないとなると、洗浄液のカートリッジのコストパフォーマンスが非常に悪くなる。なぜって洗浄液は基本アルコールなんで揮発するから。
もちろん毎日洗浄する人よりも長い日数は持っているんだろう。だけど、クリーニング3回とか4回とかで洗浄液が EMPTY って表示されちゃあ、どうなのって気がする。もったいないならまめに洗浄しろよ、って話なんだけど、それに馴染めるかどうかがクリーニングシステムを使いこなせるかどうかなんだと思う。
ってことで、760CC-3 のクリーニングシステムは既に1年くらい使ってない状態だった。次に買うシェーバーにクリーニングシステムは必要ない。
ブラウンのシェーバーに馴染めなかった
クリーニングシステムを使わなくなってもしばらくは 760CC-3 を使っていた。が、そもそも自分とブラウンのシェーバーとの相性に関しては若干気になっていた。
ブラウンの 760CC-3 には 3 つのモードがある。最初はモードを切り替えながら使っていた。が、結局いちばんソフトなモードで常用するようになる。ちょっと時間を使って深剃りしようと思うとこのモード以外あり得ないし、いちばん弱いモードでもかなりの振動と音があるのに、強いモードにするとそりゃーけたたましい。テレビの音が聞こえなくなる。
そもそもブラウンのシリーズ7シリーズって深剃りに弱くない? それとも 760CC-3 の頃の外刃が悪いんだろうか? 今のシリーズ7と比べると外刃の形状が結構違う。ブラウン = 深剃りなイメージだったのでこの 760CC-3 は使い始めから印象は良くなかった。深剃りしようと思うとソフトモードで時間をかけるしかなく、時間をかけるから肌がヒリヒリになる。それでも高い買い物だったから3年くらい使ってたワケだけど...
ただし、2年たって刃を変えれば印象は変わっていたかも知れない。今の外刃は進化しているかも知れない。が、動作時の振動や音など、その他のネガティブイメージに押され、新しい刃を買って使い続けようなんてモチベーションは既になく... 惰性でここ 1 年くらいは使っていた感じ。
フィリップスにはポジティブなイメージがあった
元々、フィリップスにはポジティブなイメージがあった。760CC-3 の前はフィリップスの HQ9160 という機種を使っていた。だいぶ前のモデルだけど、これもちょうど今の RQ1257/RQ1258 と同じような位置づけ、フラッグシップブランドの下位モデル。プレミア機能は付いてないけど刃やギミックは最上位モデルと同じですよ、みたいな。
これ、今見ると色とか形とか非常にダサい。当時は気に入って買った記憶があるけど... が、使い勝手は良かった。フィリップスの回転式はこれが初めてだったけど、3列の回転刃が3つあって非常に良く剃れた。もちろんブラウンのように振動もしなければ音もうるさくない。
そして、今でも替え刃が同じアクアタッチ AT926 などがあり、本体は防水になったが3列3個の回転刃など、基本システムは継続されている。フィリップス的に当時としては完成されたモデルだったんだろう。
そして、ブラウンへのモチベーションが下がった後はフィリップスへの出戻りしか選択肢になかった。すでに HQ9160 の本体は捨ててしまっていたから... AT926 も選択肢としてはあった。あの剃り味で防水/ウェット剃り対応だったら今の 760CC-3 より満足できる。
後押しがあった
それでも 760CC-3 は(刃は替えた方が良さそうだったけど...)まだまだ使えた。買い替えにはそれなりのモチベーションが必要。たまに店頭で姿を見て、「今のフィリップスかっこいいなー、戻りたいな―、ウェット剃りもしてみたいなー」くらいには思っていたが、今一歩踏みきれないでいた。
そんな中、後押しになったのは父親へのプレゼント。「電気シェーバーが壊れてからずっとT字剃刀を使っていて、普段はいいけど旅行の時に困る」という話を母親から聞いて、じゃあ、プレゼントしようと。そのときフィリップスの現行品をいろいろ調べてて... 自分でも欲しくなった、っていう。
ちなみに、父親へのプレゼントは送料込で予算 1 万円というのがあったので、RQ1257(RQ1258) ではない。旅行で困るという話なので携帯用ポーチは必要。お風呂で髭を剃りたいらしいので防水/ウェット剃り対応必須。結果、 RQ1180A がベストという結論になった。これはお店で買わず、ネットで注文して実家へ発送。喜んで使ってくれてると思う。
RQ1257(RQ1258) を選択した理由
で、最初は自分でも RQ1180A を買おうと思っていた。センソタッチ 2D っていうミドルレンジブランドだけど、必要十分なんじゃないかなと。3D システムってどうなの?別に必要ないんじゃない?と。
しかし、いざ自分の物を買おうと店頭で 2D システムと 3D システムを見比べてみると... なにこれ、3D システムの方が圧倒的にかっこいい...
純粋な外見だけを見たらスクウェアな印象がある センソタッチ 3D より、丸みを帯びたセンソタッチ 2D のデザインの方が好み。が、実用的なのかどうかは別にして、3D システムのギミックには心が震えた。
メンズシェーバーにかっこよさって必要だと思う。デザイン的にももちろんだけど、機械的なギミックにも。今回は センソタッチ 3D の機械的ギミックが センソタッチ 2D の外装デザインを超えた。もちろん、センソタッチ 3D のスクウェアなデザインも悪くはない。
さらにいうと、3D と 2D でもうひとつ違う部分がある。フィリップスのミドルレンジ以上のシェーバーの特徴は回転式の刃が 3 つ付いていること。そこは 3D でも 2D でも同じ。だが、ひとつひとつの丸い刃の中身が違う。3D は刃が 2 重、2D は外側にしか刃が付いていない。HQ9160 も刃が 2 重だった。2D にすると刃に関しては HQ9160 からダウングレードしてしまう。ここも 3D システムの方がいいと思う理由になる。
ってことで 3D システムの購入は決定した。で、メンズ用シェーバーってブラウンもそうだったけど、フラッグシップモデルは高級感はハンパないんだけれども、「そのデジタル表示って必要なの!?」的な部分を含めて 若干無駄と思えるような装備を備えててお高い ってのが定番。
もちろんフィリップス大体もそう。クリーニングシステムなしの RQ1295/RQ1275 はメタル素材を使って高級感はハンパないし、バッテリー容量も大きくて残量のデジタル表示も付いてる。さらに髭スタイラー付きという部分もあるけど... 髭は伸ばさないし、メタルな高級感やデジタル表示に心は震えなかった。バッテリー容量も RQ1257(RQ1258) で必要十分と思われた。
※RQ1295/RQ1275 は 1 日 3 分 x 20 日分のバッテリー容量
※RQ1257/RQ1258 は 1 日 3 分 x 16 日分のバッテリー容量
色的にも赤いボディの RQ1257/RQ1258 のが好み。で、今回はヨドバシカメラの店頭買うことにしたので RQ1258 ではなく RQ1257 という 限定販売モデル製品 になった... という感じ。
剃ってみた
とりあえず1週間ほど使ってみた。やっぱりブラウンよりフィリップスのが相性がいい。しょりしょりと音は静かなのにきちんと剃れてる。肝心の 3D システムは、顎下とか剃るときに確かに効果があるような気はする。
しかし... 剃ってると HQ9160 を思いだす。音とか剃り味とか。基本的に剃り味は変わってないと思える。で、ひとつ思いだした。フィリップスのシェーバーは 肌に優しい というのが売りになっている。そしてそれはブラウンと比べてみて確かにそうだと思う。かといって深剃りできないというワケではない。時間をかければきちんと深剃りできる。
そう、時間をかければ。
ってことで、そうだった。フィリップスのシェーバーはきちんと深剃りしようと思ったら時間がかかるんだった。前回、フィリップスではなくブラウンを購入した理由はそれだった。もうちょっと素早く髭を剃りたいとか思ってブラウンを購入したんだった。
そこは、HQ9160 と RQ1257 であまり変わってない気がする。ただ、そこは肌の優しさとのトレードオフなんだと思うことにした。最終的には肌へのダメージが少なく深剃りできるのはフィリップスの方。ブラウンでそこまで剃ると肌のヒリヒリ感がすごい。
ウェット剃りも試してみた
せっかくなのでお風呂でのウェット剃りも試してみた。これもシェーバーを新しくした理由のひとつだ。
うん、これは慣れが必要
ウェット剃りは物凄い深剃りができる。T字の剃刀よりも深々といける。が、加減しないと行き過ぎる。初ウェット剃りは思いっきり行き過ぎた。お風呂上がりの肌がヒリヒリになってしまった... ここは注意。ウェットで剃る場合はドライよりも短時間で仕上げる必要があるみたいだ。でも気持ちいい。何度かやってみて早くコツをつかみたいと思う。
ってことで...
フィリップスの センソタッチ 3D 超おすすめ。
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