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バッテリーチェッカー

29日の日曜日は細かい用事があったのでサーキットには行かず... で、買い物のついでにラジコンショップに行ったら、以前は大量においてあったヨコモのリポバッテリーが残り2本になっていたので慌てて購入した。

ヨコモ Li-po 4000 ストレートパックバッテリー(YB-L400)

これでリポ2本になった。2本あればとりあえずサーキットでリポだけでまわせる。リポとニッカド併用はバッテリーパックの重量の違いの影響が大きかった。リポだけでまわせるなら TB-03 はリポ用にセッティングしてしまおう。

そして、バッテリーと一緒にバッテリーチェッカーも購入。3,000 円くらいだせばたくさんのセル数に対応したチェッカーがあるみたいだけど、ラジコンカー用として考えると、ヨコモの 1,000 円ちょっとで買える 3 セルまでのチェッカーで十分と思った。

ヨコモ マルチバッテリーチェッカー(YZ-MBC)

非常に簡単な作り。2セルのラジコンカー用リポを計測する場合、付属のケーブルをコネクタから外して、バッテリーパックにあるバランス充電用ケーブルを直接差し込む。ってゆうか、このコネクタ、3セルまでに対応するために4ピンになっているが、2セルのバランス充電端子は3ピンなので、差し込むと1ピン余る。

この辺もなんだか大人のホビー感が漂う。「どっちのピン余せばいいの!?」とか最初思った。冷静になって付属のケーブルのコネクタを見れば分かるんだけどね...

ってことで、バランス充電用ケーブルを差し込むと、最初にバッテリーパック合計の電圧が表示される。そして、サイドにある小さなボタンを押すごとに各セルの電圧表示に切り替わる。うん。これで安心してリポを充電できる。

ってゆうか、そもそも充電器に 「充電前に電圧表示する機能あればいいんじゃねーの?」 って若干思う。充電中は電圧表示されるんだから頑張ればなんとかなるんじゃないのか。そういうモノでもないのか。まあ、いいか。

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"1C"充電ってなに?

もう少し充電器・バッテリー関連の話。新しい充電器はミドルレンジのそこそこいい充電器(だと思う!)だし、せっかくなので。

ABCホビー AC/DC エキスパートチャージャー LiPo 8A

バッテリー関連の Web ページを見ていると「リポは 1C で充電」「リフェは 2C で充電できる」とか書いてある。最初、この「1C」とか「2C」とかの意味が分からなかった。

大体のホビー用充電器には、充電するときの電流を設定できる機能が付いている。最初に買った安い充電器は 1A、2A、4A の 3 種類の電流を機械スイッチで切り替える式だった。今回買ったエキスパートチャージャー8 はバッテリーの種類にもよるけど、最大 8A まで 0.1A 単位で設定が可能になっている。

そして、バッテリーには放電容量というバッテリーの容量に相当する数値が書いてある。2000mAh(ミリアンペアアワー)と書いてたら 2000mA( = 2A) の電流を 1 時間流すことができる、という意味らしい。

と、ここまで押さえたら「1C 充電」の意味が分かるようになる。

「1C 充電」というのは、「バッテリーの放電容量と同じ電流で 1 時間かけて充電する」という意味らしい。つまり、2000mAh のバッテリーを電流を 2A で充電したら「1C 充電」。倍の 4A で充電したら「2C 充電」ということになる。そして、1C で充電したら大体 1 時間で、2C で充電したら大体 30 分で充電が完了する。

※普通に充電するときの話。リポ・リフェでバランス充電するときはバランス見るので充電時間はもっとかかる。

ってことで、世間一般で「急速充電器」と呼ばれているモノは、普通の充電器よりも高い電流で充電できる充電器ということになる。例えば容量が 2000mAh なエネループを 2 時間で充電できる急速充電器は電流 1A で受電できるということになる。0.5C 充電ってことですね。急速じゃない充電器は 0.1C とかで充電してるんだろうな。「へー、そうなのか。」というのが分かったときの感想。

そして、バッテリーによって、何 C で充電して大丈夫か?が違うらしい。

ニッカドバッテリーは 1C ~ 3C での充電が可能。ニッケル水素は 2C で充電できるよ、って話もあるが、1C で充電するのが一般的。リポも 1C が基本。リフェはニッカドと同じく 1C~3C で安全に充電できるらしい。

エキスパートチャージャー8はニッカド・ニッケル水素の場合は最大 5A だけど、リポ・リフェの場合は最大 8A で充電が可能という充電器。当初、3200mhA とかのリフェを買おうと思っていたので、そいつを 2C で充電(6.4A で充電)するなら、このクラスの充電器が必要かな? と考えて購入したワケです。

でも... 結局買ったバッテリーはリポ。リポは 1C のバランス充電が基本らしいので、5000mAh のリポ買っても 5A あれば 1C 充電できちゃう。8A 対応の充電器なんて必要なかったかもしれない... とか思ったり思わなかったりもする。(旧機種のエキスパートチャージャー5は最大 5A までだけど安売りしてて、ヨコモのリポがもう1本買えるくらいの差額があった。)

まあ、いいか。この充電機なら何か間違いがあってリフェ買ったとき、2200mAh だったら 3C、3200mAh だったら 2C で充電できる。「将来性を買った」と思っておこう。あるかどうか分からない将来だけど。

ってゆうか、ニッカドも 8A まで対応してくれればよかったのにな~ とか若干思う。6A 以上に設定できれば今持ってる 2000mAh のニッカドバッテリーを 3C 充電できるワケだし。まあ、5A で 2.5C 充電できるから古い充電器より若干急速充電可能か。

ツーリングカー(TB-03)はリポでバランス取っちゃったらニッカド使えない(リポの方がニッカドより軽いので重量バランスが崩れる)けど、公園で遊ぶだけのバギー(DF-03)はニッカドで十分なのでまだニッカドは使うけど... まあいいか。2.5C でも十分急速充電でしょう。

そんな感じで... 新しくかったミドルレンジの充電器、エキスパートチャージャー8 は、若干気になるところはあるけど概ね満足。ただ、リフェ充電しないなら安くなってるエキスパートチャージャー5 とか、ヨコモの YZ-114SP とか(共に 1 万円程度で 1.4 万くらいの 8 より安い。)でも 5000 mAh までのリポを 1C 充電できるし、リフェ使わないラジコンカー用途だったら十分な気がする。

ヨコモの充電器はスペック的にエキスパートチャージャー5 よりも若干下のレンジになるんだろうけども(だから定価が安い)、リポ充電用だったらこれで十分なんだろうなと思う。ただし、リフェ受電する場合はエキスパートチャージャー8 の方がよさそうだけど。

そして、「8A とか少ないよ!」とか「バッテリー2本以上同時に充電したい!」って場合はハイエンドの電源が別になった充電器とAC-DCコンバータ(安定化電源)を購入することになるんだろう。さすが大人のホビー。懐が広い。

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バッテリーを理解しよう④

①過充電はとてもとても危険だよ。

②過放電するとバッテリー死ぬよ。

③過放電したバッテリーを充電するのは危険だよ。

④パックがふくらんじゃったバッテリーを充電するのは危険だよ。

⑤ショートしちゃうととてもとても危険だよ。

⑥保管場所にも若干気を使った方がいいよ。

今回は一気に③④⑤⑥行きます。

前回、「過放電には気を付けよう。過放電しちゃったら諦めよう」という話をした。でも「まだ使えると思われるバッテリーを過放電しちゃったくらいじゃ諦めきれない!」という気もしないでもない。だがしかし過放電しちゃったバッテリーを充電する行為はとてもとても危険らしい。最悪爆発炎上という例の結果が待っている。

リポバッテリーが爆発炎上してしまう原因は... セル内で可燃性のガスが発生、それが外に漏れだして引火してしまう... という感じらしい。

まず、セル内部でガスが発生するらしい。ガスが貯まった状態のセルは... 当然ふくらむ。これが「④パックがふくらんじゃったバッテリーを充電するのは危険だよ。」という状態。ガスが貯まってふくれあがったセルに充電なんて刺激を与えるのは自殺行為というワケなんだと思う。

そして、過放電してしまうと、この「セル内部でガスが発生」してしまう状態になることがあるらしい。兎に角、パックがふくらんでたら超危険。使用を諦めるどころか素早く正しく処分する必要がある。

ちなみに「過放電 = 内部でガス発生」というワケでもないらしい。だがしかし、過放電してしまったバッテリーはもう二度と本来の性能を発揮することができないとか... 「性能低下したバッテリーに対して爆発炎上の危険を冒してまで充電してみる意味はないよ。」という感じなのだろう。そう言った意味で、過放電してしまったらパックがふくらんで無くても素直に使用を諦めるのが正しいとされている。

バッテリーが過放電されていないかどうかを確認するには、充電前に一度バッテリーチェッカーでセル毎の電圧をチェックする。そして、3V 以下になっているセルがあったらアウトということ。バッテリーチェッカーはまだ買ってないので紹介できない。買ったら報告することにする。

また、パックがふくらんでいたら超危険。絶対に充電してはならない。ってゆうか、いつさらなる化学変化を起こして発火するか分からないので、なるべく早めに処分した方がよさそう。処分方法は塩水につけるのがいいらしいが詳しく調べていない。どうも、塩水につけると温度を上げずに完全放電ができるということらしい。まあ、この辺はもう少し調べよう。

そして、「⑤ショートしちゃうととてもとても危険だよ。」も基本的に「ショートしたことで化学反応が起こりガスが貯まって(ry」ということらしい。つまり、プラスマイナス間違えるなとか、プラスマイナス端子に金属触れさせるなとかそんなこと。

「プラスマイナスなんて間違えないでしょう?」と思われがちだが、ホビー用の充電器はいろんなバッテリー端子に対応できるように、バッテリー接続用のケーブルが取り外しできるようになっている。赤い線は赤い端子へ。黒い線は黒い端子へ。まあ、たぶん間違えることはないだろうけれど、プラスマイナスを逆に出来てしまうので、そこは注意する必要がる。

そして、バッテリーの持ち運び時はバッテリー用のケースや袋があった方がいいんだろうね。カバンの中でネジとかと一緒に運ぶと端子がショートしてしまう可能性もなくはない。

リチウムイオン系バッテリー用の耐火袋とかあるらしい。そういうの一個買って、持ち運びも保管も安心なのかも知れない。「⑥保管場所にも若干気を使った方がいいよ。」という部分に関わってくる。

リポバッテリーを、日が当たって高温になるような場所に保管するのは危険らしい。そうは言っても室温30度40度くらいじゃ全然大丈夫。危険なのはもっと高温。60度を超えて70度近くになるととてもとても危険とのこと。まあ、直射日光にさえ当てなければ、室内だったら気にすることは無さそう。例の耐火袋に入れておくとより精神的に安心できる。そんな感じ。

さて、4回も書いて非常に長くなったけどそんな感じ。電気・機械系の学校出てれば常識なんだろうか。よくわからないのが怖いから、理解しようと思って調べたて、それを整理するために書いた。個人的にだいぶ理解が深まったし、実際に使ってリポに対する得体の知れない恐怖は無くなったし、何よりも使用感が抜群だったのでもうリポしか見えない。

ってゆうか、リポにするかリフェにするか、通ってるサーキット次第なんだとも思う。自分が通ってるサーキットはリポが一般的だった。みんな普通に使ってるから、自分も普通に入っていけた。心配性だからいろいろ調べたけれども。が、サーキットによってはリポ禁止のところもあるらしい。その場合、リチウムイオン系のバッテリー使おうと思ったらリフェになる。

まあ、そんな感じなんだろうと思う。

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バッテリーを理解しよう③

①過充電はとてもとても危険だよ。

②過放電するとバッテリー死ぬよ。

③過放電したバッテリーを充電するのは危険だよ。

④パックがふくらんじゃったバッテリーを充電するのは危険だよ。

⑤ショートしちゃうととてもとても危険だよ。

⑥保管場所にも若干気を使った方がいいよ。

今回は「②過放電するとバッテリー死ぬよ。」を詳しく書いていく。

前回、「ラジコンカー用のリポバッテリーパックの"100"充電状態は 4.2V x 2セル = 8.4V」と書いた。さて、"0"充電状態は?...

「3V x 2セル = 6V」ということだと思う。2セルのラジコンカー用バッテリーパックの場合、電圧が 6V 以下になっていたらそのバッテリーパックは過放電で終了です。ということらしい。「3V」というのがリポバッテリー「セル」の"0"充電状態ということで、リポバッテリーは"0"充電状態にしてはいけない( = 過放電してはいけない)。

携帯電話とかのリポバッテリーパックにはおそらく過放電を防止する構造が組み込まれている。規定電圧以下になったらそれ以上機器に電力を供給しなくなるんだろう。そうすることで過放電を防いでいる... のだと思う。

だがしかし、ホビー用のリポバッテリーパックにはそのような構造が含まれていない。なので、"0"充電状態(1セル 3V 以下)までバッテリーを使い切れてしまう。そこが「大人のホビーなんだから自己責任で」という部分なんだろう。

ちなみに、最近のアンプには「リポモード」が付いてる物がある。この場合、過放電になるまえにアンプがモーターへの給電を停止してくれるらしい。だがしかし、持っているアンプにはそんな機能ない。

そして、「リポモード」がないアンプの場合「電圧が一定以下になるとモーターの出力が下がる」 = 「スピードが遅くなる」 のでそれを感じるか、そもそもそうなる前に走行を停止するべきらしい。(※「リポモード」があるアンプの場合もそうなのかも知れないが、そこは調べてない。)

モーターの出力が若干落ちてきた程度の状態の場合、過放電ではない。モーターの出力がかなり落ちるまで走っても過放電では無いのかも知れない。だがしかしリチウムイオン系のバッテリーは自然放電が少ないとはいえあることはある。使ったバッテリーをそのまま放置して、自然放電により過放電してしまったら... という感じなのかと思う。

バッテリーの電圧をチェックして、6V 以下になっている場合は... もうそのバッテリーを使うのを諦めて、家電量販店とかスーパーに置かれている電池回収ボックスに入れることになる。せっかく買ったバッテリーを寿命まで使いたいと思ったら過放電しないように注意する必要がる。

とりあえず個人的には、週1とか週2くらいでバッテリーを使用する場合、「モーターの出力が若干落ちてきた程度の状態、もしくはそのそうなる前」で走行を停止することで「あまり考えずに次の走行まで過放電にならずにバッテリーの状態を維持できるよ。」という感じで理解をしている。

理想的には、走行後にバッテリーチェッカーで各セルごとの電圧をチェックし、低すぎる場合は少し充電してあげたり、バランスがずれているようならバランスを取ってあげたり(バランス充電モードで充電すると、セルのバランスが一定以上ずれていたらまず最初にバランスを取ってくれる)、保管時も定期的にバッテリーの電圧をチェックしたりした方がいいんだろう。

でも現実的には「そこまでする必要ないよ。」という理解の仕方をしたということになる。まあ、でもデモバッテリーチェッカーは買った方がいいっぽい。今度買っておこう。

ってことで、過放電には気を付けよう。

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バッテリーを理解しよう②

前回、「バッテリーについて勉強したことを書いていく」という話をした。そして、「以下のリポ対応充電器とリポバッテリーを買ったよ!」と紹介もした。

ABCホビー AC/DC エキスパートチャージャー LiPo 8A

ヨコモ Li-po 4000 ストレートパックバッテリー(YB-L400)

今回は「リポで押さえるべきポイントってなんなの?」というお話。

リポで押さえるべきポイントとして、自分が理解している内容は以下の5点。

①過充電はとてもとても危険だよ。

②過放電するとバッテリー死ぬよ。

③過放電したバッテリーを充電するのは危険だよ。

④パックがふくらんじゃったバッテリーを充電するのは危険だよ。

⑤ショートしちゃうととてもとても危険だよ。

⑥保管場所にも若干気を使った方がいいよ。

おそらくこんなところなんだと思う。なんかねー、これだけ読むと怖いっていうか、「こんなに気を使わないと行けないバッテリー何で使うの!?」って感じがしないでもない。だがしかし、しっかりと理解をすれば大丈夫なんだというのを自分に言い聞かせる意味でも書いていこうと思う。

①過充電はとてもとても危険だよ。

リポバッテリーの過充電はとてもとても危険らしい。そして、ニッカドやニッケル水素のバッテリーは充電中に「満タンになったよ」という合図があるらしい(「デルタピーク」と呼ぶらしい)が、リポバッテリーにはそれがないので、リポに対応していない充電器で充電すると、いつまでも充電できちゃって過放電になって最悪爆発炎上してしまうとのこと。

「爆発炎上とかこえーよ!」という感じがするけど、要するに リポ対応の安全構造が組み込まれた充電器で充電すればいいだけ。リポ対応の充電器はリポバッテリーに過充電してしまわないような安全構造が組み込まれている。リポ対応の充電器を正しく扱う限り、必要以上に怖がる必要はない。

携帯電話とかiPodとかのリポバッテリーはバッテリーパック自体に安全構造が組み込まれているが、ホビー用のリポバッテリーは充電器側にそれ(安全構造)がある。この辺が若干の違いと言えば違いだが、ここがそんな問題になるようなら携帯電話とか怖くて持っていられない。

さらに言うと、「リポバッテリーは対応充電器を使い、バランス充電してください。」とか書いてある。「バランス充電ってなに?」と言うと、ラジコンカー用のリポバッテリーパックは内部にリポバッテリーが2本直列されている。リチウムポリマー使ってバッテリー作ると、大きさ関係なく 3.7V という電圧になるらしい。それを2本直列して 7.4V 。ニッカドバッテリーの 1.2V x 6 = 7.2V に近いのでこの電圧でバッテリーパックは作られている。

1本のリポバッテリー(パック)の中には、2個のリポバッテリー(セル)が入ってるというところがポイント。例えば「"100"充電できるよ!」というバッテリーパックがあった場合、"50"充電できるバッテリーセルが2個入ってるということになる。実際にはこの言い方おかしいんだけどイメージでここではそう説明する。

バッテリーセルには個体差がある。同じ時間充電した場合、片方のセル(セルA)の方がもう片方のセル(セルB)より効率良く充電されるとする。セルAに"60"も充電してしまい、セルBに"40"しか充電していない状態でも「パックとしては"100"充電だからOK!」と判断されちゃっ困る。だってセルAの方は完全な過充電だもの。

ってことで、こういうことがないように、セルA、セルB、両方の充電をチェックしながら片方に余計に充電しちゃうようなことがないようにする... ってのがバランス充電という仕組み。バランス充電したら両方のセルに"50"ずつちゃんと充電される。

バランス充電ってどうやるの?というと、リポバッテリーには「バランス充電用の端子」が付いている。それをバランス充電対応の充電器に差し込んで、バランス充電モードで充電すればOK。難しいことは何もない。いや、ないことはないかな... バランス充電用の端子って種類が何個かあるらしい。自分の充電器がそのリポバッテリーのバランス充電端子を差し込めるかどうかは確認する必要がる。が、端子の違いだけみたいなので、大体の充電器は標準かオプションの変換コネクタ使って、いろんなバランス充電用端子に対応が可能らしい。

僕が買った充電器とバッテリーは変換コネクタなしで直接つながる。が、バッテリーから出てるバランス充電用ケーブルが短いので、延長ケーブルがあると便利。そういうのも売ってる。

「"100"充電」とか、架空な単位で話をしてきたけど、実際のバッテリーで話をすると、ここの単位は「電圧」になる。リポバッテリーのセルは「電圧 4.2V で満タン」と見なされるらしい。「満タンになったよ」という合図がないリポバッテリーの、安全の為のマージンを含んだしきい値なんだろう。4.2V x 2セル = 8.4V が、リポバッテリーパックの"100"充電状態。使うと電圧が下がっていく。

そして、片方のセルの電圧が低いともう片方のセルに 4.2V 以上充電しようとしてしまう( = "50"以上充電しようとしてしまう)ので、そういうことがないように「バランス充電」する。そう理解するとたぶんいい。

バランス充電された"100"充電状態のバッテリーパックの両セルの電圧は、キレイに 4.2V ずつに揃っている。リポバランス充電対応の充電器は、そういう各セルの電圧を(充電中や充電後に)表示する機能があり、その数値を見て安心することができる。

「ってか、リポバッテリーって 3.7V x 2 = 7.4V じゃなかったの?なんで 4.2V x 2 = 8.4V なんて数字が出てくるの?」と突っ込まれた場合の正しい説明はできない。「そういうもの」として理解するようにした。兎に角、3.7V x 2 = 7.4V なラジコンカー用リポバッテリーの"100"充電状態は 4.2V x 2 = 8.4V。これ以上充電したら過充電なので危険。そう理解するようにした。

ちなみに、これはラジコンカー用バッテリーの話。他のジャンル用だと 3.7V x 3セル = 11.1V とかいろいろあるらしい。ABCホビーの充電器は最大6セルまで対応。バランス充電用の端子も2セル用~6セル用まである。まあ、たぶん使わないけど...

ってことでかなり長くなった。次は...

②過放電するとバッテリー死ぬよ。

について。ちなみに、このシリーズは自分の理解度を確認するためのメモも兼ねてる。

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バッテリーを理解しよう①

前回、「リフェ(LiFePO4)バッテリー買ってみよう」とか言ってたくせに、実際にはリポ(LiPo)を買ってしまった。だって、お店の人もサーキットの常連さんも「ツーリングカーならリポがいいよ。」って言うんだもん。

基本、リポは「やったらダメなことをしなければ危険はない」とのこと。間違ってやってしまうのが人間という生き物なのだけれども... ポイントさえ押さえれば必要以上に怖がる必要はないよ、と。

「じゃあ、押さえればいいポイントって何なの?」ってことになるので、文系の学校しか出て無くて、情報処理系の職に就いている僕が必死になってバッテリーを理解しようと勉強(?)した内容を何回かに分けて書いていこうかと思う。(電気のことは正直よくわからないっす。)

まず、リポを充電するには専用というか、リポに対応した充電器が必要。対応充電器にはリポバッテリーを安全に充電するための仕組みが組み込まれているので、必ずそれを使って充電する。

今まで使っていた安い充電器はリポに対応していない(リポを安全に充電する仕組みが組み込まれていない)ので、新しい充電器を購入する必要がある。で、買った充電器はABCホビーの AC/DC エキスパートチャージャー LiPo 8A というモノ。14,000円くらいする。

上記充電器を買った理由は単純で、今まで使っていた充電器と同じメーカーの新商品がたまたまこの時期に出たから。ポジション的にはミドルレンジの商品。ハイエンドとかになると入力電源が DC12V しかなく、家庭用の電源(AC100V)から充電しようと思ったら別途 AC-DC コンバータ(「安定化電源」とか呼ばれる)が必要になる。通ってるサーキットの常連さんはみんなこのタイプを使っていたけど、今の自分にはオーバースペックだと思う。エキスパートチャージャーで必要十分。

そして、買ったリポバッテリーはヨコモのストレートパックタイプ。容量は 4000mAh なので最初に買ったニッカドバッテリーの倍! (ここのページの YB-L400 という型番のモノ)

なぜかこのヨコモのバッテリーが安売りしてた。「ヨコモ」というメーカー名の安心感と値段と性能とのバランスが良かったので購入。まあ、バッテリー関係は OEM なんだろうけども「ヨコモのラベルを付けて販売しているんだから間違いはないだろう。」という初心者の勝手な判断。

初めてのリポなので、他の(リポ)バッテリーとの比較はできないけれども、とりあえずこのバッテリーは買って良かった。買った翌日すぐにサーキットで走らせてきたけど、今まで使っていたニッカドバッテリーとは走りが全然違う。いろいろ教えてくれる親切な常連さんにも「走りが良くなったね」と言われた。確かに全然違うんだなこれが。

ちなみにその人に「リポは継ぎ足し充電できるけど、使用後はしっかり冷めるまで待ってから充電しないとダメだよ。」とのアドバイスももらった。なるほど、リポはそうなのか。走った感覚もいいし、サーキットで遊ぶならヨコモのリポバッテリーをもう一本買い足した方がいいかな。

リポとニッカドの併用はバッテリーパックの重さが違い過ぎ(ニッカドよりリポの方が 100g くらい軽い。1,500g くらいのマシンで 100g 違うと結構フィーリングが違う。)て難しいし、リポのスピード感に慣れたらニッカドには戻れない感じがするし、もうリポでやっていこう。そうしよう。

ってことで、最後が若干脱線したけど「リポ対応の充電器とリポバッテリーを買いましたよ」という話をした後で、次は「リポで押さえるべきポイントってなんなの?」を書こうかと思う。

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バッテリー問題

ラジコンやってて一番よくわからないのが「で、結局どのバッテリーが一番いいの?」って問題。それぞれが一長一短で「一番がない」ってことなんだろうけども。

個人的に電動ガンからラジコンまで、一貫してニッカド電池を使ってきた。ニッカドなんて世間一般じゃ最近あまりみなくなったけど... 電池を使うホビーの世界じゃ今でも現役。扱いが楽で安全だし、パワーもある。ただし、容量が少ない。

ニッケル水素電池はニッカドに比べて容量も大きいけど... どうも扱いが面倒というイメージがつきまとう。最近は「容量控えめにした変わりに扱いやすくしたニッケル水素電池(エネループみたいな感じ?)」もあり、だいぶ管理が楽になっているらしい。が、どうだろう。今さらニッケル水素ってどうなんだろう。だって、充電池のメジャーといったら今はリチウムイオンじゃない?

ラジコンとか、ホビー用にももちろんリチウムイオン電池はある。世間一般ではリチウムイオン電池と言えばリチウムイオン電池だけど... ホビーの世界で使われるリチウムイオン電池は以下の2種類に分けられる。

リチウムポリマー

ホビーの世界では「リポ(Li-Po)」と呼ばれている。デジカメとか携帯電話とか、iPodやらニンテンドーDSもそうだけど、小型の電子機器に搭載されているリチウムイオン電池はすべてコレ。普通のリチウムイオン電池と違って小型化できたり自由な形にできたりするのがメリット... らしい。容量が大きくてメモリー効果もない。

だけど... 最近 iPod が煙を噴くとか問題になっているのがこのリチウムポリマー電池。基本的にリチウムイオン系の電池は危険なのね。さすがに市販の電子機器に関しては安全構造を内蔵した電池パックという形で使用されているため、危険なんて滅多にない。滅多にないんだけど... iPod の例のように安全構造の不具合なのかなんなのかがあると燃える。

そして、基本的にラジコンなどのホビー用のリチウムポリマー電池には安全構造が付いてない。そんなん燃えちゃうじゃん!ってことなんだけど、そこは大人のホビー用途。「危険性を認識した上で自己責任で正しく扱ってね!」ってことになっているらしい。なんか怖い...

リチウムフェライト電池

ホビーの世界では「リフェ(Li-Fe)」と呼ばれている。リチウムイオン系の電池の中でも、比較的安全な電池らしい。リン酸鉄リチウムイオン電池という正式名称は Wikipedia で見てはじめて知った。コバルトを使わないリチウムイオン電池で、レアメタルコバルトを使わないのが特徴だとかなんとか。

ホビーの世界でも安全なリチウムイオン電池として認識されている。容量はリチウムポリマーより小さいけど、ニッケル水素程度にはあって、扱いはニッケル水素よりかなり楽... らしい。

「じゃあ、これが一番でいいじゃん!」って感じがするのだけれども、どうもそう単純じゃない理由は電池パックになったときの電圧。

ラジコンって基本、ニッカド電池1.2V x 6本 = 7.2Vという電圧が基本。ニッケル水素電池はニッカドとまったく同じ。リチウムポリマー電池は3.7V x 2本 = 7.4Vでニッカドニッ水に近い。だがしかしどうやらリチウムフェライト電池の電圧は1本3.3V。これを2本直列にすると6.6V。若干他の電池に比べ電圧が低い。

どうもこれがリフェが電池の本命になれない理由っぽい。電圧が低いから同じモーターと同じギア比だと他のバッテリーと比べてどうしてもスピードがマイルドになる。リフェを使うならリフェ用のセッティングが必要になってしまうらしい。

「燃えるかも」と思いながらリポを使うのはちょっとイヤだから素直にリフェに行きたいんだけどね... 白黒はっきりさせるのって難しい。まあ、リフェ買って見てどれくらいマイルドになるのか体験してみようかな。

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ラジコン続けてるよ!

「ラジコン飽きたの?」とか思われても仕方がないくらいの久しぶり!まあ、飽きたのどころかどっぷり浸かってしまってブログの更新が面倒にな(ry

ただし、バギーは飽きた。DF-03 は以前の日記から特に変更点なし。ってゆうか、公園で遊ぶ程度だったらあれ以上やりようがないというか... 後はコース行ってタイム縮めていくしかないと思う。

でもね、電車とかバスとか、公共交通機関で行けそうなバギー用のコースが見つからないのよね。今は車がないからなあ... まあ、たまに公園で走らせたら楽しいは楽しい。

だがしかし、今それ以上に楽しんでるのが、ラジコン界で一番人気があるらしいツーリングカー。タミヤの TB-03 ってシャーシを購入してから2ヶ月くらい経過している感じ?

オプションも結構な額を投入済み。DF-03 より全然お金かけてしまってる。バギー用のオフロードコースには車ないと行けないけど、ツーリングカー用のオンロードコースだったら電車で行ける場所にある!

ってことでコースにも2回行った。コース、サーキットで走らせるとねー、なんか楽しい。オプションもどんどん投入したくなる。そしてまだ2回しか行ってないけどラジコン仲間もできつつある。

行ってるサーキットはどうやら月例の大会があって、その大会を挟んで周回が時計回りと反時計回りと入れ替わるらしい。デビューの日は時計回りだった。若干緊張したけどそれなりに走れた。楽しい!ってか、他のみんなは常連さんだったのか、超うまい。今後、練習したとして、あんなふうに走れるようになる日が来るのかどうか... まあ、がんばろう。

2回目行ったら今度は半時計回り。全然走れない。びっくりするくらい走れない。1回目はほぼノーマル。2回目はオプション満載で行った。オプション満載にしたことで、ノーマル前提のセッティングだとどうも扱いづらい車になってたっぽい。常連の人にセッティングを見てもらう。お、走りやすくなった!ありがとうございます!

でもねー、なんか違う。1回目となんか違う。たぶん、反時計回りが苦手なんだと思う。思い起こせば DF-03 でも、この TB-03 でも、公園とか駐車場で練習するときは大体時計回りに周回していた気がする。反時計回りに体が慣れてないんだと思う。

基本、不器用でそんな反射神経に優れているワケでもないんで、慣れてないと対応できないんだろう。たぶん、単独走行なら慣れればそれなりに走れるようになる。でも、それってとっさな判断が必要なレースに出ようと思ったときとか致命的なんじゃ...

山本昌への道は険しそうだ。

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