NW-S705F
「ちょ、ウォークマンばかり買いすぎじゃね!?」と思いながらも新製品の NW-S705F を衝動的に買ってしまう。
これでメインストリームに位置する(と、思われる)シリコン系ウォークマンは NW-E405(512MB) → NW-A607(1GB) → NW-S705F(2GB) と、三世代連続で買ってしまっていることになる。
丁度容量が倍々ゲームで増えている。たぶん、来年には 4GB の新型(メインストリーム)ウォークマンを買ってしまっていることでしょう...最近、ケータイもソニー(ソニーエリクソン)だし、テレビもデジカメもソニーだし、なんだかソニーづくし。
#あ、HDDレコーダだけは東芝。最近ハイビジョンレコーダ(RD-XD72A)を増設したばかりなので、その辺の話はまた今度。
とりあえず 20日に買って、いままで使ってみた感想。
・ノイズキャンセル機能
結構いい。バスの騒音がかなりキャンセルできる。地下鉄の騒音がもっともキャンセルしやすいらしい(安定した騒音の方がキャンセルしやすいんでしょう)んだけど、地下鉄たまにしか乗らないからなあ。
ただし、向かい風が強いときにチャリンコ乗ってノイズキャンセルオンにしたら、「プチプチ」って感じのノイズが聞こえてきた。風切り音が悪さをしているんだろうけど、チャリンコのときはノイズキャンセルオフがいいと思う。
年内に飛行機乗りそうな気がする(東京方面への出張がありそう)ので、飛行機乗ったらその時の感想を書こうかと思う。ってゆうか、飛行機乗るの楽しみなんですけど。
・音質
製品の発表会で「目指したのは史上最高音質のウォークマン」とソニーの偉い人が言ってた。ノイズキャンセル以外にも「音」にこだわった機能が搭載されている。
まず、「クリアステレオ」。これをオンにすると、ヘッドホンでのL/Rチャンネル混在を抑えてよりはっきりとしたステレオ感が得られるようになるらしい。えーっとね、オンにした方が好みの音になるので効果はあるんだろうけど、言葉で表現できない。あははは。オレダメじゃん。
次に「クリアベース」。まあ、低音関係の機能。5段階くらいの調整ができるんだけど、 3 とかにすると低音すごすぎ。自分的には 1 で十分だった。
後、従来のポータブル機では考えられないクラスのヘッドホン(カナル型イヤホン)が付属している。ノイズキャンセル機能は付属ヘッドホンでしか使えないワケなんだけど、まあ、ちょっとこのヘッドホン、でかいかな... と。
耳にはめるタイプのヘッドフォン(いわゆる普通のイヤホン)は耳が痛くなってダメなので最近はずっとカナル型を使っていたんだけど、これは耳にはめるタイプ+カナル型って感じ。うーん。これ、ちょっとだけ耳が痛くなる。
で、音は... どうやら自分は安いヘッドホン(イヤホン)のチープな音に慣れすぎてるみたい。あんまり好みの音じゃない。もっと薄っぺらい音の方が聞きやすいとか思っちゃった。アハハハ。まあ、「慣れ」かな。
・デザイン
本体のデザインは E400(E500)、A600 シリーズのいわゆる「香水瓶」型から変わった。今回は曲線が多く取り入れられたデザインで、「口紅箱(ルージュボックス)」ってことらしい。まあ、ぶっちゃけ好みのデザインではない。なんか中心の曲線が変。太ったおっさんみたいに見える。
香水瓶シリーズには標準でクリップが付いていて、デザイン的にもこの標準クリップが取り付けやすい感じになっていた。そして、コードが短いヘッドホンを使いたい(コード長いとカバンの中で大変なことになる。)ので、このクリップは胸ポケットがない服を着てるときに便利だった。
#ショルダーバックのショルダーにクリップで挟んでた。
でも、今回のはこのクリップが標準では付いてない。オプションでクリップ用意されているけど、あくまでも「オプションクリップ」なので、装着した感じには香水瓶シリーズのような一体感がない。なんかゴテゴテしていやん。
・カラー有機ELディスプレイ
モノクロ使ってたときは「モノクロで十分じゃね?」とか思ってたけど、カラーを使ってみるとやっぱりカラーの方がいい。人間って贅沢な生き物。そして、カラー化の恩恵の一つにジャケット表示がある。
まあ、ぶっちゃけ実用的な機能ではない。小さい画像が表示されるだけだし。でも、転送した曲全部にジャケット登録しておくと結構おもしろい。
#作業は大変だったけど。アハハハ。
で、香水瓶時代から散々指摘されている有機ELディスプレイの日中の屋外での視認性の悪さに関して。カタログスペック上では改善されているようなんだけど、結局見えないのは変わらない。自家発光型の有機ELの弱点なので仕方がないんだろう。
でも、香水瓶時代からこれはあまり気にならなかった。なぜなら、ケーブルの短いヘッドホンを使って、顔に近い位置に本体を装着するようにしてるから。カバンから出して顔を近づけないと... とかだったらアレかも知れないけど、Yシャツの胸ポケットから出して... だからあまり気にならない。のだと思う。
・操作性
とりあえず、香水瓶シリーズからの変化に戸惑った。まだ完全に慣れたわけじゃないけど、おそらく慣れると操作性はかなり高い。と、思う。
背面のプレイモード切替ボタン(シャッフルとかリピートとかのボタン)は香水瓶シリーズと比べて、ちょっとだけ押しやすくなった。
・総評
香水瓶シリーズからの変化に最初は戸惑った。しかし、こちらに慣れてくると明らかに香水瓶シリーズより上ということがわかる。他のシリコンオーディオは使ったことがないので、他との比較はできないが、香水瓶シリーズからは確実な進化が感じられるので、衝動的に買ってしまったけど後悔はしていない。
ただし、やっぱりデザインは気に入らない。「香水瓶から変わらない方が良かった。」と言っているワケではない。香水瓶のデザインはかなり良かったと思うけど、見慣れてくると飽きる。デザインの変更は定期的に必要。
ただ、新しいデザインが自分の好みではないだけ。
さて、このウォークマンを友達とか知り合いに推薦するかどうかだけど... これだけウォークマンを使い続けておきながら、やっぱり他人には iPod を進めるような気がする。
そこは、iPod の圧倒的なシェアが関係する。私のような電化製品好きだったら問題ないが、そうじゃない人には iPod の普及率というのは人に何か質問するときに有利だろう。非純正オプションも iPod 用は豊富。量販店の状況見るとね、一般人に iPod 以外を推薦することはできません。
「みんな iPod 使っててイヤ。他のでなんかいいのない?」と聞かれたらウォークマンを推薦しようかと思う。量販店での取り扱いの大きさの違い見て、寂しい思いをしないと誓えるのなら悪い製品ではないし、ノイズキャンセル機能もおもしろい。iPod より使っている人は少ないかも知れないけど、困ったことがあったら自分に質問してくれれば答えは返せる。と、思う。
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